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Blender|点滅アニメーション(マテリアル)
2024.12.22
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実際にやってみたもの
上記の動画は1秒間に1回点滅するように設定しています。
これをマテリアルで実装していきます。
全体図
Shader Material の全体図になります。
解説
1|Value
ここにはframeの進捗値をいれています。
#frame/24
フレームの進捗値をフレームレートに合わせています。(今回は24フレーム)
こうすることで1秒数(24フレーム)での計算が容易になります。
2|Object Info
オブジェクトが生成される際に登録されるランダム値を参照するために追加しています。
それを進捗値に加算しています。
つまりランダムな offset の値として使用しています。
3|Fraction
このままでは進捗値を扱うのは難しくなるため 0 ~ 1 の間に収まるようにします。
※ Fraction は 0 ~ 1 → 0 ~ 1 を繰り返すノードです。
0 ~ 1 に収めると 1の時に24フレーム目になるように調整することができました。
a = fraction
b = frame rate
a0 : a1 = b0 : 24
4|Less Than
入力値に対して閾値が下回っている場合は 1.0
を返し、それ以上の場合は 0.0
を返します。
これによって点滅するアニメーションを実現しています。
閾値を調整して1秒間の間にどれだけ暗転するか簡単に決めることができます。
5|調整
あとは Less Than から出力される値を Emission の強さに合わせて調整する等行えば完成です。
最後に
リミナルスペース等の不気味な感じを演出する際に取り入れたりするのもいいと思います。
次回は、点滅アニメーションをパチパチ切り替わるのではなく、蛍の光のようなベジエカーブを感じる点滅アニメーションについて書いてみようと思います。