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Windowsを決まった時間に自動シャットダウンする方法|RTC起動対応

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営業時間や展示時間が決まっているキオスク端末、デジタルサイネージ、無人案内端末は、Windowsのタスクスケジューラで毎日のシャットダウンを自動化できます。朝の自動起動はWindowsではなく、対応PCのBIOS/UEFIにあるRTCウェイクアップ機能で設定します。

設定する内容: タスクスケジューラで毎日19時にshutdown.exe /s /fを実行します。/fは起動中のアプリを警告なしで終了するため、未保存データが失われる可能性があります。表示アプリがデータを保存中でないことを確認してから使用してください。

検証項目内容
対象OSWindows 10/11
終了方法タスクスケジューラ+shutdown.exe
自動起動BIOS/UEFIのRTC機能(対応機種のみ)
検証時刻毎日19:00

 

なぜキオスク端末に自動電源オフが必要か

常設キオスクやデジタルサイネージなどの常設表示端末は、営業時間・展示時間に合わせて電源を自動でオン/オフすることで、不要な稼働時間と消し忘れを減らせます。タスクスケジューラで終了時刻を設定し、対応機種ではRTCウェイクアップを組み合わせることで、朝の起動から夜の終了までを自動化できます。

RTCウェイクアップとは

RTC(Real Time Clock)ウェイクアップは、BIOS/UEFIに設定した時刻にPCを起動する機能です。「RTC Alarm」「Power On by RTC」など、名称と設定方法はメーカーや機種によって異なります。RTC起動に対応していないPCもあります。

本記事で設定するのは自動シャットダウン側だけです。RTC起動は使用するPCの取扱説明書を確認して、別途設定してください。

 

 

タスクスケジューラで自動シャットダウンタスクを作成する手順

タスクスケジューラの「基本タスクの作成ウィザード」で、実行時刻とshutdown.exeを登録します。

1. タスクスケジューラを起動する

「Windows」キー +「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「taskschd.msc」と入力して「OK」をクリックし、タスクスケジューラを起動します。

2. 基本タスクの作成ウィザードを開始する

右側の「操作」パネルにある「基本タスクの作成…」をクリックし、ウィザードを開始します。

3. タスク名を入力する

「Name」欄にタスク名を入力します。今回の例では次の名前で作成しました。

  • タスク名:自動シャットダウン
  • 説明:空欄

4. トリガーを「毎日」に設定する

「いつタスクを開始しますか?」の画面で、以下の選択肢から実行タイミングを選びます。

  • 毎日
  • 毎週
  • 毎月
  • 1回限り
  • コンピューターの起動時
  • ログオン時
  • 特定イベントのログへの記録時

今回は毎日決まった時刻にシャットダウンしたいため「毎日」を選択します。

5. 開始日時と間隔を設定する

「毎日」の詳細設定画面で、シャットダウンを実行する開始日と時刻、繰り返し間隔を指定します。

  • 開始:2026/07/16
  • 時刻:19:00:00
  • 間隔:1

間隔を「1日」にすることで、指定時刻に毎日タスクが実行されるようになります。

6. 操作で「プログラムの開始」を選択する

「タスクでどの操作を実行しますか?」の画面では、次の3つの選択肢が表示されます。

  • プログラムの開始
  • 電子メールの送信(非推奨)
  • メッセージの表示(非推奨)

「電子メールの送信」と「メッセージの表示」はWindows側で非推奨扱いになっているため、シャットダウンコマンドを実行する「プログラムの開始」を選択します。

7. shutdownコマンドと引数を設定する

「プログラム/スクリプト」欄と「引数の追加」欄に、それぞれ次の値を入力します。

プログラム/スクリプト: C:​\Windows\System32\shutdown.exe
引数の追加(オプション): /s /f

/sはWindowsをシャットダウンし、/fは起動中のアプリを警告なしで終了します。環境変数の解決に依存しないよう、プログラム欄にはshutdown.exeの絶対パスを指定しています。スクリーンショットではshutdownと入力していますが、実行されるコマンドは同じです。

8. 設定内容を確認して完了する

最後の「要約」画面で、設定した内容が正しいかを確認します。

項目設定値
名前自動シャットダウン
トリガー毎日;毎日 19:00 に起動
操作プログラムの開始;C:​\Windows\System32\shutdown.exe /s /f

内容に問題がなければ「完了」をクリックしてタスクを登録します。「完了をクリックしたときに、このタスクの[プロパティ]ダイアログを開く」にチェックを入れると、完了直後に詳細設定(プロパティ)画面を開いてさらに細かい条件を設定できます。

 

 

作成したタスクを確認・編集する

作成済みのタスクは「タスクスケジューラライブラリ」から確認・編集できます。

タスクスケジューラライブラリで動作を確認する

左ペインの「タスクスケジューラライブラリ」を開くと、作成したタスクが一覧に表示されます。作成した「自動シャットダウン」タスクは以下のように表示されます。

名前状態トリガー
自動シャットダウン準備完了毎日 19:00 に起動

タスクを選択すると、下部の詳細パネルで実行ユーザーや次回の実行時刻を確認できます。サインインしていない状態でも終了させる必要がある場合は、タスクのプロパティにあるセキュリティオプションを確認します。設定変更時にユーザーのパスワードや管理者権限を求められる場合があります。

プロパティのトリガータブで詳細設定を確認する

タスクを右クリックして「プロパティ」を開き、「トリガー」タブを選択すると、登録済みのトリガー一覧が表示されます。

トリガー詳細
毎日毎日 19:00 に起動

トリガーを選択して「編集」をクリックすると、詳細な条件を変更できます。

トリガーの詳細設定(有効期限・繰り返し間隔など)

「トリガーの編集」画面では、基本設定(1回/毎日/毎週/毎月と開始日時・間隔)に加えて、以下の詳細オプションを必要に応じて有効化できます。

  • 遅延時間を指定する(ランダム)
  • 繰り返し間隔(例:1時間ごとに継続時間1日間など)
  • 停止するまでの時間
  • 有効期限(例:開始日の1年後などを指定可能)
  • 有効(このトリガー自体のオン/オフ)

通常は「有効」がオンであれば十分です。長期運用で終了期限が必要な場合だけ、有効期限を設定します。

 

 

shutdownコマンドの主なオプション

shutdownコマンドの主なオプションは次のとおりです。

オプション意味
/sコンピューターをシャットダウンする
/rコンピューターを再起動する
/f実行中のアプリケーションを警告なしで強制的に終了する
/t <秒数>シャットダウンまでの待機時間を秒単位で指定する
/a実行中のシャットダウンを中止する

今回のタスクでは/s /fを使用します。Microsoft公式資料では、/fによって未保存データが失われる可能性があると注意されています。運用前に表示アプリ、データベース、ファイル書き込み処理が安全に終了できることを確認してください。

中止操作を試せる猶予が必要な場合は、テスト時だけ/t 60を追加します。ただし、待機時間を0より大きくすると/fが暗黙的に適用されます。

/s /t 60

待機中のシャットダウンは、別のコマンドプロンプトで次を実行すると中止できます。

shutdown.exe /a

 

運用前に確認すること

  • 未保存データを持つアプリが起動していないか
  • データベースやログの書き込み中に終了しても問題がないか
  • タスクの「次回の実行時刻」が正しいか
  • Windowsのタイムゾーンと時刻が正しいか
  • RTC起動後に表示アプリも自動起動するか
  • 停電後にBIOS/UEFIの時刻とRTC設定が維持されるか

タスクの設定にある「スケジュールされた時刻にタスクを開始できなかった場合、すぐにタスクを実行する」は慎重に扱います。夜間に実行できなかったシャットダウンタスクが翌朝のRTC起動直後に実行されると、起動した端末がすぐ終了する可能性があります。毎日決まった時刻だけ終了させる構成では、この設定を有効にしない方が意図を明確にできます。

最初の確認では本番時刻を待たず、数分後の時刻でテスト用タスクを作成します。保存中の作業がないことを確認して実行し、検証後に本番時刻へ変更してください。

 

参考資料

 

まとめ

設定項目内容
目的キオスク・デジタルサイネージなど常設表示端末の自動シャットダウン
設定ツールタスクスケジューラ(基本タスクの作成ウィザード)
タスク名自動シャットダウン
トリガー毎日 19:00 に起動(間隔1日)
操作プログラムの開始:C:​\Windows\System32\shutdown.exe /s /f
作成後の状態タスクスケジューラライブラリに「準備完了」で登録
自動起動側の設定BIOS/UEFIのRTCウェイクアップ機能(別途設定が必要)

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